小泉今日子「書評集」の1編に共感し、「四十九日のレシピ」に涙するとき。

小泉今日子書評集

東北の夏終わりそうです。りんママです。

りん(飼い猫)を連れて帰省中です。親に寄生しないようにちゃんと帰りますからね。おやじギャグです。

まずは、こんなダジャレでも飛ばしておかないと紹介できない。同じ世代の女性は共有してくれたら嬉しいです。素敵なお話なので、ぜひぜひ読んでみて下さいね。

「四十歳を過ぎた私の人生の中で、やり残したことがあるとしたら、自分の子供を持つことだ。時間に限りがあることだから、ある年齢を過ぎた女性なら一度は真剣に考えたことがあると思う。家族の再生を描いた心優しいこの物語を読んで、私はそんな思いから少しだけ解放された」小泉今日子書評集より

小泉今日子といえば、40代の私にとっては、まさにアイドル的存在でした。

そんな彼女も「最後から二番目の恋」に見られるような、年齢をキャリアと収入で着実にものにしている、カッコいい姉御肌の女性を演じるまでなりました。そんな成熟した御姿を毎回頼もしく拝見しておりました。

まさに等身大な役柄でしたよね!

その彼女のどこからこんな台詞が出るのだろう?

本音とも、弱音ともとれる書評に共感しない同世代女性(子供なし)がいたら…強いな(笑)

この年齢になってもなかなか素直に話せないのが結婚よりも子供の話題。

30代の頃は焦る余裕はあったものの、もはや40代を過ぎ、相変わらずシングル生活から抜け出せていないとすると、諦めたこと前提で話は進めます。しかし、「子供は欲しくなかったの?」とは親しい友人間でもお互いダイレクトに聞きづらい・聞かれづらい微妙な年齢とも思うのです。

小泉今日子のように一度は結婚も経験し、仕事、収入、発言力、行動力のともなった女性ならシングルマザーという選択肢もあったわけで、人生を好きに生きてきたように見える彼女から“やり残したこと”発言が聞けたことが意外であるも、私のようにどこか救われたような気持になった女性は少なくないかもしれないなと。

そんな小泉今日子の想いを解放した「四十九日のレシピ」に興味を惹かれないわけはないのです。

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小泉今日子書評集

2005年1月から2014年12月までの10年分の書評(読売新聞掲載)から、97編が一冊の本にまとめられています。

小泉今日子にアイドル、歌手、女優のほかにこんな才能もあったのかと、改めて惚れなおすこと間違いなしのお墨付きです。

素敵な年齢のかさね方学びたい(マネできないけど)。やっぱり一目おく存在です。

四十九日のレシピ、伊吹有喜

このストーリーは娘の百合子、その父・熱田良平と後妻にはいった乙美のそれぞれの人生が交差します。

良平は、二人の素晴らしい女性を伴侶にするも、その二人とも良平を残し先立ちました。

後妻であった乙美を2週間前に亡くし、生きる気力を失っていた良平の残りわずかな人生に突然現れた黄色い髪の女の子・井本と古い黄色のビートルに乗ったハルミ(日系ブラジル人)。そして旦那の不貞が原因で、同じく人生に疲れ果てた娘の百合子が東京から出戻ってきます。

こんなはちゃめちゃな組み合わせで、乙美が井本に託した“レシピ”を元に、四十九日を計画するのですが…。

乙美の生き方を知ることで良平と百合子は救われます。

血のつながらない乙美に育てられた百合子の本当の人生のスタートは?

四十九日を終えた後、乙美の良平に仕掛けた想いに泣けてきます。

▼レシピブックもちゃんとあります

▼永作博美主演で映画化もされています。

個人的には、最後のひも解かれる展開には本がおススメです。

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