台湾旅行記、小説に続き、今度は映画を持ってくるりんママです。
引出多いんですよ(笑) 調子にのってま~す。
基本情報
制作年:2007年
制作国:台湾
監督:ジェイ・チョウ
出演者:ジェイ・チョウ、グイ・ルンメイ、アンソニー・ウォン、アリス・ツォン
上映時間:102分
あらすじ:Yohoo映画より引用
淡江音楽学校のピアノ科に転校してきたシャンルン(ジェイ・チョウ)は、旧校舎の古いピアノで美しい旋律を奏でるシャオユー(グイ・ルンメイ)と出会う。一瞬で惹(ひ)かれ合った2人は学校の帰り道に自転車で2人乗りをしながらお互いのことを語り合い、きずなを深めていく。しかしシャオユーは持病のぜんそくのせいで学校も休みがちになり……。
勝手な分類
ジャンル:ラブストーリー、クラシック、トリック、時空超える系
類似映画:君の名は。(アニメ)、ぼくは明日、昨日のきみとデートする(←残念ながら観ていないのでイメージです)
ポイント:ピアノ、淡水(台湾で夕日が綺麗なことで有名なデートスポットです)
ターゲット:ジェイ・チョウファン、女子向け、恋愛もの好きな方、クラシック映画好きな人
シチュエーション:これに付き合ってくれる男子を伴ったデート、女子同士、一人で部屋で浸るもよし
雑感
私、写真(↑)の女性”シャオユー”ことグイ・ルンメイの顔が好きだったんですよね。清楚というか、端正でちょっと儚げな可愛さがあり、まったく嫌味のないお顔。
しかし、この映画でしか知りませんが(笑)
女優の今野まひるを彷彿させるような(当然こちらも好きなのですが)、今調べると女優の「波留」に似てる評判なのですね。
この映画はなにかの予告でみて、且つ、チラシで面白そう?と思ったんだと思います。大きく宣伝していたわけではないし、前情報もなし。残念ながらジェイ・チョウファンでもありません。
彼、アイドル的存在にも関わらず、ミュージシャン、俳優、作曲家の肩書があり、今回の映画では「監督、脚本、主演、音楽」を担当。
多彩な人なんですね、この映画で初めて知りました(笑)
舞台は台湾の淡水を背景に素朴で美しい映像とパイプオルガンのような重厚なピアノの旋律のもと不思議な高校生の恋愛ストーリーが展開されていきます。
高校生活が題材ですが、日本の高校生のキュンキュンするような恋愛ものとは別物だと思うので、世代のギャップにさほど抵抗なく大人も観られる映画ではないでしょうか。
背景綺麗ですよ。台湾に行く前に観ていた映画であり、台湾に行くようになってからこの映画が台湾(淡水)を舞台にしていることを知りさらに想いが深まりました。
もちろん、私も淡水にも行きましたよ。自転車には乗り損ないましたが(笑)
素敵な水辺の町なのですが、スペイン人によって建設された紅毛城なども残っているので異国情緒かおるデートスポットになっています。
今書いてる旅行記には淡水出てこないので、ここでどうぞ(↓)
この偶然なかなかロマンチックでしょ。

2014年10月撮影
話を戻して、ピアノの旋律は一度聴いたら耳から離れません。私はクラシックに明るくないので、その質の程はわかりませんが、記憶にピアノの音色が影響したことは間違いないと思います。
音楽の影響てすごいですよね。「君の名は。」にRADWIMPSの音楽の功績があったことは皆さん記憶に一番新しいでしょう。
もちろん音楽先行ではジャンル変わってきてしまいますが、「戦場のピアニス」の”月光(ベートーヴェン)”や「ピアノレッスン」のようにストーリーを思い起こす時に音も一緒に頭に流れてきませんか?
また、ネタバレになりますが、時空を超える映画とか「シックスセンス」のような次元的な要素がキーワードになる映画は、頭でどうしても辻褄を追いがちになると思うので、この映画は男子にはあまりおススメできません。
正直おとぎ話です。
大人だって、たまにはこんなおとぎ話の恋愛に浸ってみてもよいのではないでしょうか。
印象としてはトーンの抑えられたラビリンス的感じであり、映画の作りとしては浅い作りの映画なのかもしれませんが、観終わった後も印象のよい映画に仕上がっていると思います。
はい、ここ雑談です。ジェイ・チョウの父親役(グイ・ルンメイの高校教師役)を名優アンソニー・ウォンが演じているのですが、父子家庭のいい父親なんですよ。残された彼がいたましく感じるのは…忘れましょ。