おはようございます。猫続きのりんママです。
台湾お目当ての方はもうしばらくお待ちくださいね。
最近「多摩川のミーコ」という本を頂きました。
また、NHKドラマ「ブランケット・キャッツ」も始まりました。
こう機会が多いと、改めて動物を飼うことについて考えちゃいますね。
安易にペットを飼ってはいけないとは思うのですが、今生きている動物はなんとか生かして欲しい。これが難しいんですよね。
だって、もはや野放しで生きられる世の中じゃないですから。
ということは、人間に飼われる必要があるのですが、動物と暮らすことはやはり難しいと思うのです。実体験として。
飼って欲しい、でも捨てないでほしい、やっぱり飼って欲しい、でももう見捨てられたくない…。
私のブログでも色々語らせてもらっていますが、私自身が動物を飼うのは20年以上ぶりであり、しかもこんな赤ちゃん時期からは初めてです。
すごい時代です。ネットでなんでも情報が共有できてしまうので、里親募集やら育て方、餌の選び方、病院情報等々調べることが出来ます。しかも、猫ももはや人間の子供並みの扱いなんですね。長寿時代は人間だけにあらず。猫まんまなんていまじゃ誰も与えていないことに愕然。猫にミルクは、その質が問われる時代なんですね。もはや調べれば調べる程プレッシャー…(汗)
もちろん、自分の選択ではなかったにせよ、里親を探すという選択肢はあったわけで、責任は最終的な判断をくだした私にあります。
おそらく、「ブランケット・キャッツ」の西島さん演じる椎名秀亮からはきっと「君に猫は任せられない」と言われたはずです…。
- 一人暮らし
- ペット禁止の賃貸住宅
- 定職じゃない
自分で書き出してみても身につまされます…。
でも、「多摩川のミーコ」を読むと、猫を飼うことに環境や生活のレベルは関係ないんじゃないかと励まされます。
むしろ、ある程度のステータスがある人達の方が自分たちの生活のスタンスを変えてまで飼うことはしないので、“増えたペット”や“手間のかかるペット”、“不要になったペット”は簡単に捨てられてしまいます。
もちろん、生活環境はとてもペットに十分なものとは言えないので、きっとプレミアムフードなんて与えては貰えないでしょう。検診やノミダニ対策なんてもってのほかかもしれません。
ミーコの飼い主であるおじさんがしていたいことは、自分の食べる分を稼ぐのが精いっぱいの中でも猫の餌や水をかかさず与え、一緒に寝起きを共にし暮らすこと。ただそれだけなのです。
震災の時にもペット救助ボランティアの是非が問われました。
私も、動物は所詮ペットだとは思います。非常時に優先すべことではありません。「ペットも家族」は飼っている自分たちの中にあるものであり、他人に押し付けられるものではありません。だから、いいんです、自分たちの中にさえ留めておけば。
私は、ただ、目の前で生死を目の当たりにした時、人間も動物も生き物に変わりはないだけのことではないかと思っています。ただ生かしたい。私の中では、先に見つけたのが猫だったか、犬だったのか、人間だったのか、その順番だけなのです。
同時に見つけてしまった場合はその時になってみないとわかりませんが(笑)
その家族の形や種類に違いはあれど、家族を優先したいのは皆さん同じですよね。
生活は他人と暮らすこと自体難しいですよ。それが動物だってだけです。
もちろん、動物とは意思の疎通がままならないわけで、生態や習性も違うのでイライラさせられます。そのイライラはあくまで”ペット”を自分より下の存在、しもべ、お人形の様な存在にみているせいなんですよね。
しかし、お互い意思をもつ生き物ですから。共存する上で妥協点というか、理解する努力が必要です。て、簡単じゃないですけどね。でも、ここはもはや飼い主の責任において躾けるのか、改善を見出すのかしなければ一緒に暮らせません。これは、人間に対してだって同じ努力が必要だと思うのです(躾けられるのは子供だけですけどね、笑)。
就職活動をしなければならな現状、家で履歴書を作成したりパソコンで調べものをしなければならないのですが、相手にされないことで癇癪をおこされたり、ペット禁止のアパートで鳴かれたりすると本当にイライラします。いや、実際怒鳴っています。こっちは収入のない中、キャットフードやら病院代やら、予防のための支出を捻出しているにもかかわらず「なにその態度!!」と日々喧嘩です。
でも、私に今できること、褒められことといえば一緒に暮らすことぐらいです。いや、一緒に暮らしてもらっています。私は家で独り言を話す方ではありませんが、猫にはよく話しかけます。そうあれです。
気持ち悪いですよね(笑)わかっていてもそんなものです。
昔、病院で植物状態の祖母がいました。その時看護師さんから「出来るだけ話しかけてあげて下さいね。」と言われたのですが、正直恥ずかしかった。相手は無反応なわけですから。
でも、猫に話しかけるようになったらそれも今なら普通に出来そうな気がします。思いは通じるかもしれません。
やっぱり、私も話したいのかもしれませんね。
だから、猫を拾ったのにも関わらず運悪く職を失くしたのではなく、失業が決まっていて猫が来てくれのかもしれないなと思っています。平蔵さんの代わりにりんがやってきのかもと。
ブログだって、猫がいなかったら初めてみようなんて思わなかったでしょう。無駄だと思うことも経験・思い出と言う言葉に置き換えれます。
これからどんな生活が待っているんでしょうね。
本当は一緒に外で色々体験したいのですが、外出禁止にしているので難しんですよね。
私がどれだけ飼い猫をサポートしてあげられるのかはわかりませんが、とにかく、一緒にご飯を食べ、寝起きを共にしようと思う今日この頃です。
多摩川のミーコ、なりゆきわかこ
2017年出版。
夜廻り猫の作者、深谷かほるが表紙や挿絵を手掛けています。
お話は、多摩川の河川敷に捨てられた猫のミーコが主人公。猫達の目線と会話で進行されます。
この辺は猫好きじゃないと読まないと思われますが、猫好きが読むとわずか200ページ弱の中、5回くらい泣けるんじゃないでしょうか。
ミーコは生後3ヶ月程で突然母猫と引き離され多河川敷に捨てられますが、運よくホームレスのおっちゃんに拾われ、同じく捨て猫だった白猫のたまさんと新しく家族になります。
ミーコは本当はオス猫ですが、あまりにも可愛い声でなくのでおっちゃんに間違えてつけられてしまいました(うちの飼い猫もりんという名前からよくメス猫に間違われるので親近感です)。たまさんも多摩川で拾ったことに起因しているのでおちゃんのセンスないなぁ(笑)名前付けて楽しむのは飼い主だけですからね。
ミーコはたまさんに連れられ河川敷で暮らす猫社会にも適応していくのですが、野良猫で生きる切なさや辛さ大変さ、人間たちとの関わり方、四季の移り変わりの楽しさ等を学び成長していきます。
この物語はフィクションであり、2007年の関東を襲った大型台風9号がもたらした被害はこの多摩川で暮らしていた動物たちにも影響していました。温かくも悲しい感動の実話です。
▼こちらは2013年出版です。
コメント
作者です。偶然このページを見つけました。読んでくださってありがとうございます。
なりゆきわかこ様
ご本人の閲覧にびっくり(汗)コメントまで頂きありがとうございます!!
ブログを始めたばかりでつたない感想ですが、共感してくれる方がいれば嬉しいと思い、勝手ながら掲載させて頂きました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。