こんにちは、りんママです。
ついに発売されました「夜廻り猫、第3巻」
今回の新刊には、一般公募から選ばれた15作品が含まれています。
【前回参照】
私もこちらに応募させて頂いたのですが落選してしまいました。
しかし、選ばれた内容を読めばまったく悔いはありません。むしろ、皆さん色んな思いや経験されているんだなと励まされます。
いつもの様に、私は今回も最初から涙涙だったりするのですが…、どうも年齢に増して涙もろくなっている。また、手元に猫を置いてしまったので感情移入が半端ないのもありますが(犬派だったのに…)。
さらに、今回は猫のお話だけじゃないので、多方面から涙腺刺激されてしまいますよ!犬、カメ、なに?好きな方もぜひ!!
人の優しさに飢えている人たち猫の手借りてみませんか?
皆さんに読んでみて欲しいおすすめの本です。
私のつたない表現で恐縮ですが、ちょこっとだけご紹介させて頂きます。
名前をもらった子
お母さんの介護をしながら先住猫“ぴぴ”と暮らすしづさんの周りにはなぜか生き物が集まります。彼女が去勢手術を施した外猫達は地域猫として暮らし、更に飼い主に置き去りにされた元飼い猫の“ホコリちゃん”が加わり、なぜか翼が折れ手当したカラス達までも彼女に懐いてしまうのです。
しづさん曰く“21人家族よ”と。
そんな彼女がペット病院の帰り、命の尽きかけている野良猫を拾ってしまうのですが、同時にインフルエンザを発症したお母さんの看病が重なり、彼女を見守り続け、気遣う平蔵さんに拾った野良猫は諦めるよう諭されるのですが…。
しづさん「ストレスは足し算じゃない。2つ以上になると相殺されるんだ。あたしはそれで生きてる。大丈夫。」
私も最近経験しました。
最初に受けたダメージが、次のダメージで薄まってくれるんですよね。いや、受けるキャパが狭いだけかもしれませんが…(笑)
こっちよりましだよ、とか、あの時よりいいよね、とか。
どんな経験も無駄じゃない。
私が猫を見ててふと思うのは「彼らに”絶望”てあるのかな?」と。
すべてを受け入れて生きてるように思えてなりません。
犬が、したいこと
平蔵さんには「語れる相手に出会えますようにリスト」があります。
そこに新たに記された“東京都まさる君”
彼は、自転車通勤を始めてから通る公園に、朝晩飼い主に連れられ楽しそうに群がる飼い犬達と、それとはまた別にベンチに腰掛けるおじいさんとボルゾイの姿を見つけます。
ボルゾイは遠くから集っている仲間達を楽しそうに見つめてはいるのですが、おじいさんが立ち上がるとさっと傍らに身を寄せ嬉しそうに供だち、おとなしくその場を去っていきます。
その二人の姿を見ているまさる君は平蔵さん達に力説するのです。
「これって愛じゃね!?」
あー…、忠犬、いいですよね。猫とは対等な関係を築けそうですが、犬とはどうしても主従関係になっちゃいますからね。
うちの両親も犬派ですが、高齢のため散歩が無理と猫を飼うようになりました。動物と同じように年齢を重ねられるといいのですが、これはこれでいい話です。
そうなんです。
不幸も話したいけど、幸せも語りたい時ありますよね!
そんな時にも平蔵さんは姿をみせてくれるのです。
にこげ
物書きの先生と飼い猫、宙(ちゅう)君との生活。
この二人の空間が、野良猫達にとっては生命線的存在。
先生は飼い猫と同等の関係を保ち、宙には飼い猫の立場で野良として暮らす平蔵さん達を助けてやれることを示します。
そして、鯖の焼ける匂いにつられて子連れの野良猫が庭に住み付き、自然に夕飯の買い物も鰤2匹から鰯5匹。
慎ましやかな暮らしの中にも美徳あり。粗食も工夫次第、みんなで食べれば美味。
そんな平穏の生活にも人間である先生にはそれなりに悩ましい時もあります。
そんな時、宙が先生に「和毛(にこげ)」を示すのでした。
宙「猫をなでたりかいだりすると気分が好くなるものなんだって」
私も和毛の威力知りました。
犬を飼っていた時にはないフェロモンというか、中毒性あります。
でも、動物がお腹を見せるってやっぱり信頼関係ないと出来ない事なので猫飼ってみないとわかりませんかね~(自慢)
以上、伝わりました?
漫画で読んでもらった方がひと味もふた味も味わい深いです!!
ぜひぜひ。